以下の記述にはネタバレを含みます。
逆転裁判6プレイ関連記事はこちら。
【感想「逆転裁判6」第1話:逆転の異邦人*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2016-06-10
【感想「逆転裁判6」第2話:逆転マジックショー*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2016-06-16
【感想「逆転裁判6」第3話:逆転の儀式*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2016-06-20
逆転裁判5以前も含めて、今までの話でもあることですが、
今回の第4話は特に
「自分(プレイヤー)は犯人やトリックがとっくに分かっているのに、
嫌でも遠回りさせられるので、もどかしい」点が非常に強く、
やや苛立ってしまい、
それらをようやく指摘できた終盤では、
爽快感よりも、「やっと言えた……」という疲弊感の方が強く覚えました。
真犯人を告発する決め手となる証言も証拠品も序盤で出てくることから、
それらで察しがついてしまい、その後の証人尋問は単なる作業になっていた気がします。今回は、なるほどくんやオドロキくんの後輩にあたる、
ココネちゃんこと希月心音ちゃんがメインでした。
とはいえ、ココネちゃんは主人公ではないので、
前作で人気を博したユガミ検事(夕神迅)を出す為なのかなと感じました。
御剣検事に狩魔検事(冥ちゃん)、牙琉検事と、
逆転裁判の世界ではまともな検事さんがちゃんと出てきますけれど、
ユガミ検事も正義感の強い人なので、
今回、彼がココネちゃんの補佐として弁護側に立ってくれたのは、
心強かったですし、嬉しかったです。
同時に、検事たちは、登場時こそ活躍が描かれるものの、
残念ながら、それ以降の出番は大きく削られるのが常となってしまっているので、
こういう形でしかユガミ検事の出番が無いのは勿体ないと思いました。
双子に続き多重人格者と、
ミステリでの禁じ手を躊躇いなく使用しているのは怖さも感じますが、
第3話同様、真犯人がそのような特殊な事情を持っていたわけではなかったので、
まだ許容範囲だと思います。
ただ、個人的には、こういう設定をばんばん使われるのは好きではないです。
好きでないと言えば、被告人すするのモーション。
えづく音もポーズも嫌いなのに、何度も何度も見せられて、非常に不快でした。
モーションが長かったり気持ちが悪かったりすると、
遊ぶこと自体に嫌気がさすので止めて頂きたいです。
一番のヒットは、やはりプーコの「バルーン!」でしょうか。
あれは凄いです。
分かりやすいですし、強く心に残りました。
クライン語にもすっかり馴れて、つい使いたくなる衝動にも駆られますが、
「バルーン!」に全てもっていかれてしまいました。
プーコについては、ピンクのカツラを脱いだ後からぐっと好きになりました。
どうしても父親の名を継ぎたかったという気持ちは、
それを否定された際の無念さも含めて、深く理解できます。






