羽田空港国内線第2旅客ターミナルまで赴き、
その三階にあるディスカバリーミュージアム(羽田空港美術館)にて、
「徳川ミュージアム所蔵品厳選 天下泰平の軌跡」展を見てきました。
概要はこちら。
http://www.discovery-museum.com/kikakuten.html
「徳川家康」は数多いる武将の中でも最も人々に知られる人物のひとりです。約100年にも及んだ戦国乱世を終息させ260年余りの泰平の世を築きました。
本展では、関ヶ原の合戦で家康が使用したといわれる『軍扇 日の丸図』、『銀采配』、『槍』のほか家康が豊臣秀吉との対局の際に使用したと伝わる『碁盤 銘 舞葡萄』や、水戸徳川家が伊達政宗より譲り受けた『刀 燭台切光忠』など、江戸=羽田のミュージアムにて一堂に展示いたします。
会場
羽田空港美術館ディスカバリーミュージアム
東京都大田区羽田空港3-4-2 第2旅客ターミナル3階
TEL:03-6428-8735
会期
前期 2015年10月10日(土)〜11月10日(火)
後期 2015年11月12日(木)〜12月13日(日)
※前期・後期では一部の作品の展示替えを行います。
※2015年11月11日(水)は展示替えのため休館します。
私の目当ては、水戸の徳川ミュージアムにおいて短期間展示されていた
伊達政宗所用の刀・燭台切光忠です!!

係員さんに伺ったところ、
館内での撮影や、撮った画像のブログ等での使用は、問題無いとのことで、
以下、燭台切光忠を始めとする展示物の幾つかを画像でご紹介します。
見学を予定されている方の参考になれば幸いです。
*当ブログ“さくらもちモチ”では、文章や画像を問わず、記事全ての転載・転用を禁じています。

わたしたちの「刀剣乱舞」歴史秘話~その魂と誇りを物語にかえて
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目指す羽田空港第2ビル駅は、終点です。

既に、パシフィコ横浜でのAKB48握手会や、
約二時間の鎌倉散策(山道含む)をこなした後でしたので、
くたくただったからか、車内では居眠りをしてしまいました。
(http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2015-10-18)
羽田空港第2ビル駅の改札を出てエレベーターで三階に移動し、
美味しそうな食べ物屋さんを横目に通路をひたすら歩いていくと、
奥にあるディスカバリーミュージアム(羽田空港美術館)が見えます。

入場無料です。
館内の様子。
女性が一際多く集っているところに、燭台切光忠が展示されていました。
私もそうでしたが、この場にいた八〜九割のお客さんが
燭台切さんを目当てとしていたような感じでした。

カートなどの大きな荷物、傘などの長物を持っている場合は、
入口に置かせてもらった上での見学になります。
クロークではないので、貴重品がある場合は、
持ち歩く方の鞄に入れ直した方が無難です。
どうしても燭台切光忠にばかり注目してしまいがちですが、
今回は「天下泰平の軌跡」という展示名の通り、
徳川家康ゆかりの品も幾つかあり、
彼に興味を持っている私には嬉しい内容でした。
まず最初に見ることができたのは、
徳川家康が所蔵していたとう「軍扇 日の丸図」。
しかもこれは、あの関ヶ原の戦いで彼が用いたものとか!!

石田三成を特に贔屓している私は、
ほんの少しだけ複雑な心境になりましたが、
実物を見られたことへの感動の方が大きく上回りました。
*前期(11/10)までの展示だそうです
これは、徳川家康が所用していたという槍。
朱塗で施された文字は「南無八幡大菩薩」でした。

水戸の徳川家といえば、水戸黄門こと光圀公そして印籠。
これは旅に持って歩くようなものではなく、礼装時の装飾品です。

家康から譲られたもの(御譲品/おゆずりひん)として
水戸徳川家に代々伝えられた甲冑の兜。

ここからが、個人的に特に注目した展示品です。
まずは「武庫刀纂(ぶことうさん)」。
いわゆる刀剣帳です。
光忠の文字にドキドキしました。

改めまして、刀「燭台切光忠」です。
伊達政宗が燭台ごと家臣を斬ったとされる刀です。
女性向けブラウザゲーム「刀剣乱舞(通称:とうらぶ)」に出たことから、
一躍有名になりました。


奥州を治めていた政宗公の刀が、
何故、水戸の徳川家に移ったのかについては、
光圀公が政宗公より得たからだと、
上記の武庫刀纂に記載されています。
引き続き、燭台切さんの写真です。

燭台切さんが飾られた展示台の周りには、
常に大勢の人だかりがありました。
でも、少し待てば良い場所で撮影することは可能でしたし、
時々、ほんの少しながら人が途絶える時もあって、
一人で思う存分、鑑賞したり撮影したりすることもできました。

混み具合は曜日や時間によっても異なるはずですので、
館内のソファや外の飲食店で休んでから
再び見学するのも手だと思います。
(入場無料ですので、出入りは自由に行なえます)
最後に展示されていたのは、家康の遺品である碁盤。
こちらを使って、家康と豊臣秀吉が対局したそうです。

小規模ながら、家康さん好きな私にとっては見どころの多い展示で、
深く満足できました。
勿論、水戸まで見に行けなかった燭台切さんを拝見できたのも、
本当に本当に嬉しかったです。
この企画展は、今年の12/13まで開催されているそうです。
空港の併設という場所柄、交通の便は水戸(茨城)より良いですし、
燭台切さんに限って言えば、
そもそも徳川ミュージアムでも期間限定で公開されていたものなので、
刀剣乱舞ファンは勿論のこと、
徳川家康や戦国時代に興味がある方にお勧めします。
是非どうぞ!






