「セミファイナル!妻と夫の本音。君を愛してる!」の感想です。
主なキャストさんはこちら*敬称略
永田一雄:西島秀俊
永田忠雄:香川照之
永田美代子:井川遥
永田智子:市川実和子
永田澄江:倍賞美津子
永田伸之:高橋洋
橋本義明:吉岡秀隆
橋本健太:高木星来
前回の感想はこちら。
【第8話:最終章!チュウさん流で大暴れ!!父の愛*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2015-03-10-3
以下の記述にはネタバレを含みます。————
今回のあらすじはこちら。
やっと良い方向に変わったのに、その過去の世界から一雄(西島秀俊)はワゴンへ戻ってきた。やっぱり自分自身として、美代子(井川遥)と広樹(横山幸汰)に向き合いたい。だからあと一度だけ、大切な場所へ行けないだろうか…。そう話す一雄に、橋本(吉岡秀隆)は返す。
「永田さんは、死にます」
一雄がはじめてワゴンに乗ったあの夜は、とても寒く、一雄は酩酊していた。なにより一雄自身に、もう生きていく気力がなかった。この旅が終わるときが一雄の最期だと、橋本は言う。やり場のない強い怒りを橋本にぶつける忠雄(香川照之)。対して、以前から死を覚悟していた一雄は冷静だった。今の自分には、生きるか死ぬかよりも大事なことがある…。一雄はもう一度、美代子と広樹に会いたいと強く願う。
気がつくと、一雄はまた過去の世界に降り立っていた。広樹の第一志望校受験日の前日だ。相変わらずつらさを隠して笑顔を見せる広樹を連れて、一雄は以前忠雄と2人で乗った観覧車に乗る。
そして受験当日。一雄と美代子は広樹を送りだし、合格祈願をするために神社で待ち合わせをする。一雄の考えが掴めずいらだつ美代子に、一雄はこれから訪れるつらい未来について話しはじめる。
ずっと心がすれ違っていた
一雄(西島秀俊さん)と美代子(井川遥さん)が、
やっと夫婦として再び向かい合うことができました。
一雄の几帳面すぎる性格については、
これまでの放送で散々描かれてきましたので、
美代子が抱えてきた苦悩は、
私にもすんなり理解できました——が、
彼女がギャンブル狂になったのは別の問題だと思います。
たとえ、憂さ晴らしでパチンコや競馬にのめり込むことが
普通にあったとしても、
借金を平気で重ねられる心の弱さは、全然普通じゃないと思います。
私なら、好きとか嫌いとかじゃなく、
もう人間的に信用できなくなりそうですが、
そうならないのが一雄の良さであり、
美代子を本当に愛している証でもあるんでしょう。
死ぬ間際になってようやく家族としてやり直せるなんて、
とても皮肉なことですが、
それ自体が奇跡ですし、素晴らしいです。
最終話は、いよいよ、
現在の忠雄(香川照之さん)と一雄の仲直りですかね。
チュウさんと一雄が朋輩になれたように、
彼ら親子もそうなれるといいなと期待しています。
ただ、一雄は死なないと勝手に思っています。






