Blu-rayプレミアムエディションドラマCD「No.7」の感想です。

東のエデン 劇場版II Paradise Lost Blu-rayプレミアム・エディション【初回限定生産】
- 出版社/メーカー: 角川映画
- メディア: Blu-ray
以下の記述にはネタバレを含みます。
私はテレビシリーズを一通り見ています。
BL以外のドラマCD/ラジオCD/声優さんの企画CDの感想記事は
こちらの一覧ページでまとめています。
【感想記事一覧:ドラマCD・声優CD】
(BLCDに対する感想記事の一覧はこちら【感想記事一覧:BLCD】)────
こちらは、神山健治監督の書き下ろし作品だそうです。
これまで作中で全く登場していなかったセレソンNo.7こと
篁カオルの物語でした。
AIであるジュイスですら口説けてしまうという
篁の詐欺師設定ですが、
私は寧ろ、そんなジュイスに篁が転がされていたのでは?と
思わなくもなかったです。
「自分はAIですら口説ける詐欺師」と自認するなんて
凄く気持ちの良い事じゃないですか。
ジュイスにはセレソンを導く能力もなければ
特権も役割もないですけれど、
セレソンにはもっともっと
この国を救う為に頑張ってほしいという願いが
ジュイスのプログラムの中に仕込まれていたなら、
どういう人間にはどういうジュイスを宛てがえば良いかは
絶対に考慮されているはずですし、
やる気を削がない/むしろ盛り上げる役割をも
彼女たちはさり気なく担っているのかなと思いました。
でも、そんな篁が、
ずっと気にしていたNo.9こと滝沢朗(仮)と
実際に会えたのを機に、
彼に言われた通り
自分もできる範囲の事で頑張ろうと決意した直後に
セレソンとしての活動ができなくなる不測の事態に陥ったのは
とても残念な事でした。
まぁ、篁は、本編(テレビアニメ)で全く登場していないので、
ここでは人知れず退場するか暗躍するしかないのですが、
もし暗躍したとしたら
また別の媒体で彼に決着をつけさせなければならないので、
ここで彼が強制退場の目に遭うのは当然の展開だと言えます。
けれど、そのせいで、
お話が尻すぼみになっていたのが残念だったなぁ。
さぁこれから!という時に急に失速しちゃって
「え?これで終わり?」と拍子抜けしてしまいました。
人生なんてどうなるかは分からないものですし、
さぁやり直そうと思った時に横槍を入れられて
計画そのものが頓挫するなんて、決して珍しくないですが、
こちらのドラマCDが
“Blu-rayプレミアムエディション”を買わせる為の釣り餌として
存在しているのを考慮すれば、
もう少し、お話に盛り上がりがほしかったです。
「ブルーレイ盤を買って良かった/これを聞けて良かった」という
ならでは感が欲しかったです。
あ、物語は
最初から最後まで篁の視点で描かれ、
彼のモノローグで進みますが、
演じてらっしゃるのが神谷浩史さんなので
安定感はばっちりでした。




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