二ノ宮知子先生の作品「のだめカンタービレ」の番外編
「アンコール オペラ編」の感想です。
今回はAKT8です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
コミックス派の方はご注意下さい。
前回の感想はこちら。
【感想「のだめカンタービレ アンコールオペラ編 AKT7」】
「のだめカンタービレ」の感想記事のURLは
ジャンルを問わず、こちらのページでまとめています。
【感想一覧:のだめカンタービレ】────
今回も面白かったです。
天才&努力の人・千秋が悩んだり焦ったりすると、
「あぁ、“のだめ”だ……」と、
こちらの作品を読んでいる実感が強くしますww
どうやら、私にとって“のだめ”は
そういう漫画らしいです。
引き続き、白薔薇歌劇団の演目“魔笛”の練習です。
短期間で集中的にじっくりとオケと向き合って
曲を仕上げていく事ができた過去と違い、
今の千秋には、他の仕事(しかも海外)があるので
思うようにR☆Sオケを引っぱれず、
悶々としてしまいました。
峰くんに励まされたり駄目出しをされたりしているようでは
千秋もまだまだだと思いつつも
(峰くんごめん)
こういうところで、迷いもなく千秋に意見できるのが
峰くんの良さだなとも思いました。
また、R☆Sオケ初のオケピ(オーケストラピット)体験後に、
いつも白シャツをこよなく愛している千秋が、
真澄ちゃんから、
そのシャツがオケピ内側の白壁と相まってぼやけている云々と
注意をされたのもおかしかったです。
というか、ここは、その後の描写の方が
(これは真澄ちゃんだけの意見じゃなく
他の女子からも出ていたと分かり、
「代表して言ってくれてありがと真澄ちゃん」と
彼(彼女?)が感謝されている)
面白いですね。
演奏に対する細か過ぎる駄目出しは、千秋名物というか、
これを知っている団員にとっては
「きたきたきたきた」と思わず苦笑してしまうものでした。
内心で秘かにツッコミを黒木くん、ナイスww
でもこれは、単にオケの演奏が宜しくないだけでなく、
千秋の焦りの表れでもありました。
いや……でも、今回の描写を見ていると、
千秋は本当に忙しそうなので、寧ろよくやっていると思います。
千秋じゃないと無理とも言えるかもしれません。
指揮者にとって、オペラの演奏で振るのはよくある事ですし、
今後も無縁ではいられないかもしれないのを踏まえると、
逆に、知り合いが多いR☆Sで“初めて”を体験しておいたのは
吉と出るでしょうね。
(千秋の完璧主義な性格を考えれば、
少なくとも、今後、白シャツを着てオケピでの練習に参加する事は
まずないでしょうし)
オペラだとそうでもないですが、
バレエですと、同じ演目でも、
演者(バレリーナ)によってテンポが違うので
(踊りに曲を合わせる/勿論、事前の打ち合わせはします)
指揮者は本当に大変です。
オペラにしてもバレエにしても、
普通の演奏会とは違った苦労を強いられますが
良い経験になるはずなので、本当に頑張ってほしいです。
清良と高橋くんのコンミス/コンマスバトルも
おかしかったです。
こんなにコロコロ変わるのは、普通じゃまずあり得ないww
でも、演奏するオペラの話の筋や歌詞を知っておくのは
基本中の基本で、やっておくべき事なので、
こういう争いでそれらが自然に改善される
(お互いにやる気を見せる)のは
良かったのではないかと思います。
これも、オケがR☆Sで、指揮者が千秋という
「何をやらかしても大丈夫」的な安心感が
あるからなんでしょうね。
でも、清良が峰くんから
「真っ赤なラー油」呼ばわりされていたのは
ちょっとかわいそうでした。
これはないww
そして、今回びっくりしたのが、のだめの格好ですww
コミック・フェスティバル……またオタク系イベントかよ!と
ツッコミを入れてしまいましたが
あののだめ──セーラー服もどきに
左右に一対のリボンがついたカチューシャって、
“ハルヒ”もどきのコスプレですか??
意外にかわいかったので良かったです。
これなら私も三千円払ってもいいww
続きも楽しみです!


────
感想は以上です、
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。
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続きの感想も書きました。
【感想「のだめカンタービレ アンコールオペラ編 AKT9」】
宜しければ、合わせてどうぞ。