第12話「応援団」の感想です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の愛読者で、
漫画が掲載されているアフタヌーンも毎月読んでいます。
記述の中で、アニメ化・単行本化されてない部分にまで
言及する可能性があります。
前回の感想はこちら。
【第11話「夏が始まる」】
アニメ“おお振り”の感想記事のURLは、カテゴリ分けしている他、
こちらのインデックスページでもまとめています。
【アニメ感想記事 一覧:おおきく振りかぶって】────
前回の放送でも登場した浜ちゃん(浜田良郎)が
いよいよ本格的に野球部のお手伝いを始める話でした。
浜ちゃんは本当に凄いです。
留年するほど馬鹿なのは難点ですが、
性格が明るくて優しくて、人の面倒をよく見れる子です。
普段から他人に対して心を砕き、親切にする事が多い分、
人にも好かれるんでしょうね。
作中でも、浜ちゃんが
人望に恵まれているらしいと感じられる描写が度々あります。
今回のお話でも、
浜ちゃんが他の生徒をランナー役として
グラウンドに連れてくるシーンがありますが
あれは、彼ら(連れてこられた方)が
野球部に対して最初から協力的だったのではなく、
誘ったのが浜ちゃんだったから(浜ちゃんの口車に乗せられて)
参加する気になったはずです。
この後で加わる応援団の残り二人にしても
多分、同じ経緯だと思います。
また、最後に出てきた横断幕作成も良いですよね。
こういうのは、野球部の誰かが頼んだんじゃなく、
「応援するからには横断幕作らなきゃ」
→「よし、オレが作ろう!」と、
浜ちゃんが自主的に作ったんだろうなと想像できます。
今回の冒頭にも出てきますように、
三橋が野球に親しむ最初のきっかけになったのは
この浜ちゃんなんですよね。
初めてのグローブ、嬉しかっただろうなぁ。
今回のアニメでは省かれてましたが、
三橋が今の家に引っ越した後、
どうしても浜ちゃん達と野球がやりたくて、
自転車を漕いでそっちに行ったというエピソードがあります。
新しい友達ができないから野球もできない事から来る淋しさが
三橋にここまで大胆で大変な行動を取らせたと思うと、
彼の野球に対する執念は
この頃からしっかりとあったんだなぁと伺えます。
(勿論、浜ちゃん達に会いたいという欲もあったでしょうが)
今回の前半はメントレ、
後半は練習風景が丁寧に描かれました。
メントレは──おお振りに対して興味があまりない人が
その気が無くて見ていると
眠くなる内容かもしれません。
でも、「なるほど」と思えて、現実でも使える事を、
シガポは言ってますので、
ざっと聞き流した人には
是非、一度、ちゃんと聞いてもらいたいです。
野球におけるピンチとチャンスは
緊張するという点では同じで、
関連づけによってリラックスする事もできる
──私も勉強になりました。
後半は、
練習に次ぐ練習で、身体はくたくたになるのに、
田島や泉が言っていたように
楽しくてたまらないというのが凄いです。
今回は省かれましたが
大縄跳びや氷オニで遊ぶシーンも動画で見たかったなぁ。
でも、原作ではなかった雨天時の描写があったのは
嬉しかったです。
校舎の階段を走って昇り降りするのは
どの学校のどの部も同じか……と、思いましたww
(私もバスケ部に入っていた時はやりました)
順番が逆になりましたけれど、
上記の回想で出てきた少年時代の三橋がかわいくて
私はとても好きです。
原作の漫画通りの、目玉焼きみたいな涙目も
かわいいです。



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続きの感想も書きました。
【第13話「夏大開始」】
宜しければ、合わせてどうぞ。