今回は第8問「暴走と迷宮と召喚獣補完計画」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。
前回の感想はこちら。
【第7問「俺と翔子と如月グランドパーク」】
各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
【アニメ感想一覧:2010年1月 開始作品】────
今回は久し振りに
文月学園の生徒と、彼らの分身である召喚獣が
メインのお話でしたので、
「召喚バトル関係ないじゃんww」
というツッコミが必要だったこれまでの回よりは
かなりマシな出来だったと思います。
ただ、当ブログで度々書いていますが、
このお話の主軸であるはずの
クラス対抗召喚戦争はどうなっているんでしょうか。
最初に設定として出しておいて
残りは全部、萌え要素付き日常話……というのは
お話を作る力がないのを
制作側が自ら露呈しているようなものだと思います。
で、今回は面白かったですし、
最後、姫路さんがテストを受けてわざと0点を取る
→それを目の当りにしたAクラスの翔子ちゃんが、
“バカとの付き合い方”として
同様に0点を取ろうとする展開が良かったと思います。
結局、吉井君まで補習を受けさせられるオチも
上手く効いていたと思います。
……と思うからこそ、
エヴァを始めとする
各有名作品のパロディは不必要だったなと
改めて思いました。
他作品のパロディ部分を入れる手法は
今回に限らず、これまでの回にも多々ありましたが、
これって逆に
この作品への評価を下げるだけだと思います。
というのも、
制作側や作品のファンがどんなに鼻息荒く弁明しても、
結局、他作品の力を借りて
お話を面白おかしく盛り上げている事に
変わりはないじゃないですか。
たとえば、エヴァ的な要素を始め
他作品のパロディを入れずにシナリオを書いたとしても
今回のお話は充分に成り立ちます。
逆に、他作品の要素を多々入れた事で、
「借り物で面白くしている」という難点が
付いてしまいました。
で、悪い事に、
他作品のパロディシーンが多過ぎた事から、
途中からは意外性を感じなくなる事もあり、
面白くなくなっていきました。
放送の後半については
「あぁ、またやってる」と思うだけで終わってしまいました。
こういう事例は、このバカテスだけでなく、
たとえば“ハヤテのごとく”などでもそうですが
入れるタイミングと加減が重要です。
パロディが悪いというわけではないけれど、
今回のお話に対しては
スタッフさんが安易な方に逃げたなという印象を持ちました。




────
感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。
ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます

続きの感想も書きました。
【第9問「キスとバストとポニーテール」】
宜しければ、合わせてどうぞ。